【米株:一般消費財】ユニリーバ(UL)がすっかり高くなってしまって、投資しなかったことを若干後悔です

どうも皆様イクメンバフェットです。

以前から注目していましたユニリーバ(UL)ですが、すっかり株価が上がっております。現在の株価は以下の通り。
株価:50.15$
PER:25.88
配当利回り:2.74%

因みにグローバル一般消費財企業で、イクメンバフェットも保有しているP&G(PG)の株価は以下の通り。
株価90.99$
PER:16.67
配当利回り:2.94%

1月に両者を比較した時は確かULの方がPER的にも配当利回り的にも割安だったイメージだったので、今ではすっかり逆転しております。今更ですがあの時は一般消費財セクターへの投資は考えておらず、もし投資希望セクターであれば間違いなく投資していたのに、と思ってしまいます。一般消費財セクターが欲しい時にPGとULを比べて割安な方を投資しようと、呑気に考えていたのが仇となりました。

UL株価は2月にクラフト・ハインツ(KHC)からの買収提案を受けて一旦株価は大きく上昇し、その後若干落ちたと思ったら意外にしっかり上昇基調になっており、現在ではその買収価格近くで推移しています。

ULは食品のところでも触れましたが、化粧品やトイレタリー以外にも食品の分野が結構強いです。プリングルスを売却し、あまり食品をカバーしていないPGとは大きな違いかもしれません。そして例の買収提案以降、この日用品部門と食品部門とを別会社にして分割するのでは、とか、それをバフェットや3Gキャピタルが狙うのでは、等の憶測が流れています。確かにKHCにしてみればブランド力のある食品部門の買収の方が効率的ではあります。そしてそもそもこのKHCも過去のM&Aの過程でモンデリーズ(MDLZ)を分社させており、欧米の企業ではM&Aも積極的ですが、効率化を目指して分社化するというのも結構あるなー、と感心しました。そして食品と日用品では販路含め被っている部分はあるとはいえ、そこまで大きなシナジーが見込めないような気がするので大規模な再編というのも有り得る選択肢だと思います。

いずれにせよ、ULは一般消費財×グローバル企業×高配当という事には変わりないので引き続き見ていきたいと思います。

それでは今日はこのくらいで、ほなまたね。



5分で分かる米国株投資の魅力






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【日本株:IPO】IPO応募するも未だ当選ならず

どうも皆様イクメンバフェットです。

NISAでIPOへの応募をしているわけですが未だに当選ならずという感じです。
以前の記事では2社応募して、1社落選の1社IPO中止となったわけですが、前回からの更新として以下の3社に応募。

株式会社オロ:
ERPパッケージの会社。業務用のシステムパッケージの販売という事ですね。基本的には手堅い業種な感じはします。IOTやAIみたいに華は無いですが、収益性と将来性はそれなりかと。
株式会社オークネット:
インターネットを利用したオークションサイトの主催及び運営。よくあるWEBサービス系の会社です。2016年にIPOが延期になったやつですね。オークション自体にそこまで新規性や華は無いですが、そこそこな感じ。
スシローグローバルホールディングス:
皆様ご存知回転ずしの会社。回転ずしとしては業界最大手。低価格回転ずしとしてはカッパ、くら寿司とかつては並んでいたが、今はスシローが2社を引き離している感じ。昔ゼンショーが買収しようとして、日系ファンドのユニゾン・キャピタルがホワイトナイトで買収した結構珍しい案件です。その後ペルミラ(こちらは外資系ファンド)に渡り、今回はそこのエグジットで上場。ファンドに2度買収された後での上場であり上値はやや重そう。ただ事業自体は堅調なはずで、外食株の場合にお目当てにされやすい株主優待もありそれなりに人気は出そう。

スシローとか本数は結構多いのでチャンスあるかと思ったのですが予想以上に厳しかったです。因みに前回の落選した力の源ホールディングスは600円の公募価格に対し、初値は2,230円と約4倍弱、もし100株当選していれば約16万円の利益が発生していたのですがやはり厳しいですね。

NISAについては投資方針含め再考した方が良いかもしれませんが、もうちょっと粘ってみようかと思います。現時点では0/4なのでサンプルはまだまだ少ないですし。

今後もIPOについては応募続けたいと思います。あとSBI証券でも口座を開設したのでそちらでも応募したいと思います。

それでは今日はこのくらいで、ほなまたね。









【米株:食品】本当に迷っている投資先、食品銘柄

どうも皆様イクメンバフェットです。

以前の記事ではユニリーバ(UL)への買収提案を機にクラフト・ハインツ(KHC)の次の買収候補先を見たわけですが、やはり食品の投資先はなかなか絞れず迷っております。

候補としてはゼネラル・ミルズ(GIS)とコカ・コーラ(KO)がやはり筆頭になりそうなのですが、どうもなかなかきっかけ含め、絞り切れない感じです。

●株価
まず株価概要については両社以下の通り。
KO
株価:42.18$
PER:28.31
GIS
株価:60.28$
PER:22.50
株価的にはGISの方が若干割安な感じはありますが似たような感じでしょうか。KOの方が、PERが高いという事は、投資家はこの会社の方が成長すると考えているわけですが、双方ともほぼ成熟企業であり、株価的にはGISが買いという事になりそうです。

●配当
KO
配当利回り:3.52%
配当性向:85%程度
GIS
配当利回り:3.17%
配当性向:70%程度
配当的にはKOの方が利回りは良いですね。ただ増配余地はGISの方がありますが、双方とも結構高水準の為、配当性向をさらに上げての増配は厳しいと見るべきでしょう。

●事業性
まずはKOですが、やはり屋台骨の炭酸飲料事業がかなりネックです。KOでは約7割が炭酸飲料からの売上らしいのですが、日本でも米国でも若年層(40代以下ぐらいのイメージ)では健康志向から炭酸飲料よりもミネラルウォーターやお茶の市場が伸びています。また炭酸飲料ではレッドブルのようなエナジードリンクが既存の炭酸飲料市場を侵食しています。自分の普段の生活を考えてみればコーラ等の炭酸飲料ってほとんど飲まないんですよね。コンビニやスーパーでもほとんど買わないし、飲食店でも炭酸飲料を頼むのはほとんど無いような気がします。1年にほんの数回何故か無性に飲みたくなり、不健康を承知で飲むぐらいです。この傾向は他の先進国でもある程度共通していると考えられ、途上国でも早晩そうなることは想像に難くないというところでしょうか。そうなるとKOとしては非炭酸事業の売上を伸ばしたいところですが、炭酸飲料の利益率が良すぎるためなかなか他を伸ばせていません。因みにKOは2014年あたりにエナジードリンクのモンスタービバレッジの株式の16.7%を2,200億円で所得していますが、比率的にマイノリティー出資でありイマイチ思い切りの良さが欠けます。過半数の連結対象とまでは行かないまでも、持ち分法適用にもなっておらず、何か中途半端感がぬぐえません。しかも自社のエナジードリンク事業をモンスターに移し、モンスタービバレッジのエナジードリンク以外をKOに移管しています。モンスタービバレッジの非エナジードリンクで目ぼしいものがあるとは思えないのですが。KOの時価総額が20兆円近いのを考えるともうちょっと思い切ったM&A戦略、資本施策が取れるような気がしますがちょっと煮え切らない感じです。KOとしては、現在北米のボトリング事業(原液を薄めて瓶詰して販売する領域)を分社化等の再編をしたりして経営の効率化を図っているような感じですが、事業としての成長の方向性が見えないのが気になります。定期的にヒット商品を出す日本コカ・コーラのようにはなかなかなれない状況が続いており10年先は良くても20年30年というスパンでは本当に大丈夫?というのが私の感想です。
次にGISですがこちらの主力もお世辞にも健康的とは言えないハーゲンダッツです。ですが消費者は最初からハーゲンダッツに健康を求めていないといことで、世界的なヘルシーブームの嵐から、コーラよりも守られている感じでしょうか。世間的には「アイス=不健康を承知で食べる物」みたいな感じで、ゼロカロリーやカロリーオフ飲料を出しているコーラとは大きく違っています。グーグルで検索しても「コカ・コーラ 不健康」ではやばい感じの記事やブログが検索結果として山ほど出てくるのに、「ハーゲンダッツ 不健康」では意外なほどにそのような検索結果は出てきません。さらに市場的にはハーゲンダッツのような一応プレミアムアイスクリーム市場は日本では伸びており、世界的に見ても同じような傾向が続くと思われます。フォーブスの記事によるとハーゲンダッツの売上は全世界で約2,100億円程度なので、全社の売上が1.8兆円程度ですので、10数パーセントがハーゲンダッツ売上という事でしょうか。ハーゲンダッツ以外の商品の競争力はまぁまぁという感じで、シリアルやヨーグルト、缶詰スープ、冷凍パン・ピザ生地、冷凍野菜等結構幅広く扱っています。もともと製粉事業から会社を始めているので小麦粉や穀物を使った商品を幅広く扱っており、乳製品や果物野菜といった基本的には健康によさげな感じで、商品ポートフォリオはそれなりに良いとは思います。ただ業績は近年そこまでパッとしない感じで、株価の上昇の割に業績が追い付いていない感じがするのが気になります。

以前の記事の修正・補足:
以前にKOとGISの記事を書きましたが、今回調べてみると若干修正と補足した方が良いのではと思ったのでここで書いておきます。
・日本コカ・コーラが高収益と書きましたが、それは日本の清涼飲料メーカーとして高収益という意味です。世界的に見れば日本の清涼飲料メーカーの収益性は中程度です。日本コカ・コーラの収益性も日本では高いですが、グローバル的にはそこまで高くありません。
・ハーゲンダッツがプレミアムアイスクリーム市場NO.1と書いていますが、フォーブスによればNO.2らしいです。首位はユニ・リーバ(UL)のマグナムというベルギーチョコを使ったブランドが首位らしいです。さらに余談ですが、ULはマグナム以外にもコルネット等売上の大きなブランドを多数そろえており、アイスクリーム市場ではメーカーとして世界首位らしいです。ULは日用品のイメージの方が強かったのでこれはちょっと意外でした。

今のところGISの方が若干有利かなという感じですが、まだ結論は出ていません。GISもKOもULももう10$程度株価が低くなったら迷わず投資出来るんですけどね。

それでは今日はこのくらいで、ほなまたね。


5分で分かる米国株投資の魅力






【投資信託】長期の低コストインデックスファンド(パッシブ運用)への定額積立投資(配当がある場合は再投資)はやはり無難

どうも皆様イクメンバフェットです。

近年巷ではよく言われることですが、個別銘柄への投資やアクティブファンド(ETF/投資信託等)よりも低コストのインデックスファンドへの積立投資(配当は再投資)の方が良いという話がありますが、それはある程度事実ではないのかという話です。

以前の記事でもあるように私の資産の約7%は投資信託で保有しておりました。今後はそれを個人型確定拠出年金でしていこうと思い一度利益確定したのですが、それの結果の振り返りも含めて見ていきたいと思います。

そもそも投資信託に投資した理由は、巷の低コストインデックスファンドへの定期積立投資が本当に利益を上げれるのかの実験が目的でした。私自身は当初は上記にはあまり乗り気ではなかったのですが、
・本当に利益を上げれることが出来るのか確かめたかった
・投資信託の場合一度積立の設定をすればあとは放置で大丈夫、手間いらず(ETFの場合は手動でする必要があるので若干手間は掛かります)
・日本株だけでは世界全体の経済成長の果実を得ることは難しいのではないかと思い、グローバルインデックスファンドに投資してみたかった
の3点の理由で投資を始めました。

投資対象としたのは世界経済インデックスファンドというものです。このファンドの概要、特徴は以下の通りです。
・株と債券でそれぞれ約半分ずつ運用(それぞれ45%超程度)、若干リート等でも運用(俗にいうバランス型ファンドですかね)
・日本国内の運用資産比率は10%程度
・先進国をメインに2割程度途上国の資産で運用
・米国の比率は約3割
・信託報酬は0.54%
・運用会社は三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
・分配金(配当)はほとんどなく、ファンド内で再投資しているタイプ

株と債券のバランスを取って、さらに米国を中心とした先進国メインでグローバルな資産運用、ある程度の低コストを実現という事で結構人気のある投資信託です。

さてイクメンバフェットは2015年7月から積立投資を開始し、2017年3月で売却しました。積立は毎月2万円を月初に行っており、2017年の2月だけ確か口座の現金残高不足で買い付けが不可でした。

では投資していた期間のチャートは以下の通り。
世界経済IFチャート2

2015年の上旬はまだまだアベノミクス相場でイケイケどんどんな時だったので、ほぼ高値から始めたことになります。しかし2015年8月に中国の株価急落や、2016年の年初の世界的な株価連鎖安等がありかなりファンド価格は苦戦していることが分かります。直近トランプ相場によりある程度回復しましたが、2015年の高値よりも-10%の水準です。

では実際の運用成績はどうかと言いますと、以下の通り。
累計積立金額:360,000円
売却金額:423,837円(+17.7%)
何とファンド価格は始めた頃の水準を全然回復していないのに約1.5年で+17.7%のリターンを得ることが出来ました。また別の機会にも触れたいと思いますが、この時期私は日本の個別株式にも数銘柄投資したり、以前の記事にもありました原油系ETFにも投資したのですが、このリターンを超えたものは情けないことに少数派でした。いろいろ考えて個別銘柄や癖のあるETFに投資するよりもグローバルインデックスファンドへの積立投資の方が効率が良かったのです。しかも積立設定しただけで後は放置でOKです。因みにもしこれをNISAの上限で毎月5倍の10万円投資していれば約63万円の利益を得る事が出来ました。

では何故利益を上げることが出来たのでしょうか。勿論トランプ相場が始まってそこで一気に利益が出てきたという相場環境が良かったというのもあります。しかし最も大きいのは定期定額積立によりファンド価格が高い時は取得本数が少なく、ファンド価格が低い時は取得本数が多くなるという特徴を活かせたという事ではないでしょうか。そしてそのためにはなるべく取得及び運用コストが低かったという事もあると思います。

このように低コストのインデックスファンドへの定期定額積立投資は、手間いらずで、それなりのリターンを得ることがある程度身をもって知ることが出来たことは大きな収穫でした(勿論イグジットタイミングの相場環境が良かったというのもありますが)。ですので今度はこれを個人型確定拠出年金でやっていきたいと思います。こちらは掛金が税控除できるのでそちらのメリットも享受できます。しかも世界経済インデックスファンドは低コストと言っても0.54%なので、近年0.2%代がどんどん出てきているインデックスファンドの中ではもう低コストとは言えなくなってきました(バランス型なので投資対象を絞っているファンドに比べやはり手数料は若干高くなる)。さらに株/債券×国内/国外の個別のインデックスファンドを組み合わせればグローバルインデックスファンドは自前で設定できるので、わざわざ手数料の高いもの1つに絞る必要は無いと判断しました。

このようにいろいろ勉強になった世界経済インデックスファンドへの投資ですが、肝心のiDeCoの手続きはやや遅れております。こちら開設した感想などはまた別の記事でまとめたいと思いますが、今後はiDeCoで低コストインデックスファンドの定期定額積立投資を始めたいと思います。

それでは今日はこのくらいで、ほなまたね。






【米株:ヘルスケア】アコギなビジネスはしてはいけないという事がよくわかるバレアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル(VRX)

どうも皆様イクメンバフェットです。

本日は米株のヘルスケア個別銘柄ですが、業界云々というよりはもっと抽象的、道徳的(?)、人生的(?)なお話です。カナダの製薬会社でいろいろなことで有名なバレアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルについてです。

この会社まず株価概要は以下の通り。
株価:11.01$
時価総額:約4,000億円
これだけ見ると中堅の製薬会社というイメージですかね。

しかし過去5カ年の株価チャートは以下の通り。
VRX201703チャート


ものすごいジェットコースターのような株価変動です。2015年時点の株価が最高値では約250$、時価総額は約10兆円、という株価だけ見れば超メジャー製薬会社でしたが、僅か2年で時価総額の9割以上を吹き飛ばす状況に陥りました。こうやって見てみると改めて株式相場の恐ろしさを感じるのと、何故このようになったのか、この会社とは何なのかという疑問が沸き上がります。

私自身はこの会社についてそこまで詳しくは知りませんがざっと調べた感じVRXの概要は以下の通り。
・カナダの医薬品、医療機器のメーカーで医薬品の他にコンタクトレンズや手術用機器等も開発
・製薬事業においては特にジェネリック薬の分野で強い
・近年は積極的にM&A等により売上を拡大
・2012年度の売上が4,000億円弱に対し、2015年度には1.2兆円の売上増
・敵対的な買収も辞さない等かなり強引なM&Aを行う
・上記は著名投資家で同社の大株主のアックマン氏(直近VRXの株を手放した)と共同で行う等、金融界も巻き込んで動いていた模様
・ジェネリック薬のある特定分野で競合が薄利に音を上げる退場し、自社1社のみが商品を提供できるようになった途端、薬価を吊り上げる等、実際の事業運営においても強引さやアコギさが目立つ
・2015年後半に売上の水増しや、医薬品の不正な販売等の不正会計を指摘され、同社は最終的にはこれを認め、その後経営の混乱が続く
・2016年以降は事業売却等で苦境を脱しようとしているが未だ道半ば
・前CEOやCFOが捜査の対象になっており訴追される可能性がある

うーん、簡単に調べましたが、悪い意味での利益を追求する欧米の企業らしい側面が見て取れます。特に敵対的な買収を仕掛けたり、薬価を自社だけが供給できるようになると吊り上げる等日本の企業ではまず行わないでしょう。ですが2015年の後半以降の状況と現在の株価、それらを指揮した元経営幹部の状況を鑑みると、因果応報というところでしょうか。やはり道徳的、仁義的、人道的なことを逸脱したことをしていると、しっぺ返しを食らうという事がこれを見るとよくわかります。そして不正を知らなくても、彼らのやっている薬価つり上げ等による収益増等財務数値のみに惹かれて投資した投資家も痛い目にあったと思います。

企業も個人もボランティアや奉仕活動等に精を出せとは思いませんが、やはり企業は善良なビジネスを行い、投資家はそのような企業にこそ投資すべきという事でしょう。くしくも著名投資家のアックマン氏は直近VRXをエグジットし、約3,000億円の損失を計上したとのことです。

それでは今日はこのくらいで、ほなまたね。



5分で分かる米国株投資の魅力






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